シアン化水素
シアン化合物は、酸化酵素の働きを阻害し、組織呼吸に障害をもたらすといわれていますが、中でもシアン化水素は、青化水素、メタンニトリル、ホルモニトリル、ギ酸ニトリルとも呼ばれる猛毒の物質です。
ちなみに気体のシアン化水素は青酸ガスといい、液体は液化青酸といいます。水溶液は弱酸性を示し、シアン化水素酸と呼ばれます。気体、液体、水溶液のいずれについても、慣習的に私たちがよく耳にする「青酸(せいさん)」と呼ばれています。
タバコの煙から吸収されたシアン化水素の一部はそのまま肺から排泄されますが、大部分は肝臓で毒性の弱いチオシアンとなり、一部は活性型ビタミンB12のハイドロオキシコバラミンと結合してシアノコバラミンへと姿を変えます。この結合によって活性型ビタミンB12が不足することで有髄神経に栄養障害をきたすことになり、その結果「弱視」になりやすいといわれています。
電子タバコにはこのシアン化水素は含まれていません。


