一酸化炭素
一酸化炭素(CO)は赤血球中のヘモグロビンと結合することでCO-Hb(一酸化炭素ヘモグロビン)として血中から全身に運ばれ、肺から排出されます。
肺から吸い込まれた酸素はヘモグロビンと結びつくことで赤血球によって全身に運ばれますが、喫煙などによって体内へと摂り込まれた一酸化炭素は酸素に比べると約250倍もヘモグロビンと結合し やすいという特性があり、酸素分圧とオキシ・ヘモグロビン濃度との関係を変調させてしまいます。

ヘモグロビンには4つの酸素結合部位が存在していて、結合数が多いほど結合安定が安定になります。すなわ ち、末梢の酸素分圧が低い組織に運搬されると酸素の結合が乖離し始めますが、結合する酸素が減るほど乖離しやすくなる為、効率的末梢で酸素を放出するという特性が あります。ところが、4つある結合部位のうち1つが一酸化炭素と結合したヘモグロビン(カルボニルヘモグロビン)は、他のサイトに結合した酸素も安定化し放出しにくくなるため、血液の酸素運搬能力が下がり、末梢で酸素分圧が極端に低下することになります。
つまり、血液中に一酸化炭素があるとヘモグロビンと酸素のスムーズな結合が妨げられ、赤血球の酸素運搬能力が低下してしまうのです。そのため一種の酸欠状態が生じることになるのです。
一般的に血液中の一酸化炭素ヘモグロビンの半減期は3~4時間です。
電子タバコにはこの一酸化炭素は含まれていません。
